LINEが日本のユーザーの個人情報に他国からのアクセスを許可していた問題、そして他国のサーバーへ情報の一部を保存していた問題は大きく報じられた。8000万以上のアカウントが存在するということはアクティブにスマートフォンを利用する日本人の規模とも重なるとみられることから、その影響は甚大と考えられるからだ。すでにLINEでは国外からのアクセスは遮断し、データは日本国内に移転をすると発表をしている。国外からのアクセスやストレージを利用することについて、利用者、利用企業、利用自治体などに適切な説明がなされていなかったことは同社も認めるところだ。原因として、同社が国際企業で国外のリソースを使うことが日常になっていて、ある意味で鈍感になっていたところがあるという趣旨の説明がなされた。では、国内にデータが保存されていれば万全なのかといえば、必ずしもそうではないかもしれない。インターネットには国境などなく、どこにいようが同じことなのではないかとも感じるところもある。
Source: インターネットwatch