
プログラミング未経験の開発者がAIだけを相棒に3ヶ月で作り上げた、という経歴だけでも十分すぎるほど気になる一作が登場しました。Robe of Fireが開発・パブリッシュする早期アクセスのダークファンタジーARPG『Firefield』が、2026年5月8日にPC(Steam)向けにリリースされました。価格は1,400円で、日本語に完全対応しています。
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AIだけで生まれた、異色のソロ開発作品

本作の開発背景は、ゲーム史においてもかなりユニークな部類に入るでしょう。開発者はプログラミング未経験の45歳。使用したのはAnthropicのAIエージェント「Claude Code」のみで、UnityもUnreal Engineも使わず、カスタムエンジンとマップエディターを自作しています。人間が書いたコードや仕様書は1行もなく、Steam実績100個もすべてAIによって自動生成されているとのことです。
翻訳・吹き替え・品質確認もすべてAIが担当しており、字幕は95言語、フル音声吹き替えは70言語に対応という、インディーゲームとしては破格の多言語サポートを実現しています。「AIで作られたゲームがどうなのか、あなたの目で確認してください」という開発者のメッセージは、なかなか挑戦的で正直な姿勢です。
1997年のRainz事件を巡る、ダークファンタジーの物語

本作の舞台は1997年。偉大な王が「Fire Field」と呼ばれる炎によって命を落とした世界が描かれます。王を殺したのはRainzという人物で、世界は彼を憎みましたが、一方で救済者として崇める少数の民も存在しました。プレイヤーはその「Rainzの民」のひとりとして、王の眠る北の墓地へ足を踏み入れることになります。

墓地の地下へ降りた者は、誰ひとりとして帰ってこないという不穏な前置きとともに、王の真実なのかRainzの罪なのか、それとも受け継がれた呪いなのかを追う物語が展開されます。『Diablo 1』と『Ultima Online』へのオマージュを掲げるだけあって、90年代のダークファンタジーRPGが持っていたあの独特の重苦しい雰囲気を目指した作品です。

地下へ降りるほど増す緊張感。ハクスラの醍醐味が詰まったゲームプレイ

ゲームプレイは見下ろし型のアクションRPGとして展開されます。現バージョンでは地下5階まで探索可能で、階層を降りるごとに敵は強くなり、最深部ではボスが待ち受けています。街で装備を整えて地下へ潜り、生き延びながらさらに深く進んでいくというサイクルが基本です。


ハクスラとしての要素も充実しており、10万種類以上の武具が用意されているとのこと。兜・鎧・武器・盾など各部位の装備を集めてキャラクターをカスタマイズしていく楽しさは、このジャンルの王道をしっかり踏まえています。スキルも炎・雷・回復など多属性にわたって用意されており、自分好みのビルドを試行錯誤する楽しさがありそうです。

また、ダンジョンは変化する設計が採用されており、毎回同じ体験にならないリプレイ性も意識されています。薄暗い通路を松明の光だけを頼りに進む探索感は、スクリーンショットからも雰囲気が十分に伝わってきます。

NPCとの会話でこの世界の歴史や謎が少しずつ明らかになっていく物語性も備えており、クエストをこなしながら世界観を掘り下げていくこともできます。単純に敵を倒すだけでなく、ストーリーを追う楽しみもある作りになっているようです。


なお本作はグラフィックボード不要とされており、WebGL 2.0対応GPUがあれば動作するとのこと。ハイスペックなPCを持っていなくても気軽に試せる点は、レトロ志向のゲームとして理にかなっています。
価格・日本語対応について

『Firefield』はPC(Steam)向けに早期アクセスとして配信中です。現バージョンでは地下5階までの探索が可能で、今後のアップデートでコンテンツが追加されていく予定です。日本語はインターフェース・音声・字幕のすべてに対応しており、言語面での不安なくプレイできます。
価格は1,400円(税込)です。
Source: appbank